<サンプルクエスチョン5>
・ベストアクションについて(4番目)
コアコンピテンシ―3-6「セッションで達成したいことを特定または再確認するために、クライアントとパートナー関係を築いている」の項目や、コアコンピテンシ―4-5「クライアントが、感情、物の捉え方、関心、信念、懸念を表現することを承認し、支援している」の項目あたりが該当していると思われる。
またPCCマーカーでは、5-3「コーチは、クライアントのパートナーとして、セッションの中で起こることについて、クライアントが選択できるよう支援している。」6-3「コーチはクライアントの感情について問いかけたり探索したりしている。」あたりが該当すると思われる。
・ワーストアクションについて
ひとつずつ検証してみます。
1番目…①コーチ側から少しの休憩を取る行動を行う必要性がない。②セッションの方向をコーチが定めようとしている。
2番目…この文章の範囲では、クライアントは策定する必要がある残りのいくつかの計画に集中したいと書いてあり、退職を考え直すという情報は出ておらず、過剰な想像になっている。
3番目…この項で述べられていることは、文書作成者の主観的認識であり、問題文のクライアントやコーチに当てはまるとはいえない。
どれも不適当な内容が含まれていそうだが、どれがワーストとすればいいのでしょうか。
2番目は、コーチングの流れの中で確認する可能性もあるかもしれない。3番目は、そういう認識をコーチがもっていて、フィードバックの中で提示する可能性があるかもしれない。1番目に関しては、コーチングセッションのどのタイミングにおいても、このような行動をとることは推奨されない。よってワーストは1番目となるのではないでしょうか。
本日はサンプルクエスチョンを、より丁寧にコアコンピテンシ―とマーカーを読み解きながら検討してみました。
この問題は「ICF」の試験であり、ICFの考え方に則った考え方であることを意識しながら回答することを要することを改めて感じます。練習のうちはコツコツと理解を確かにしていければと思いました。
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