スキップしてメイン コンテンツに移動

源泉とグラスといまあるもの

 例にもれず、今年という区切りを前にすると振り返りたくなるようです。


今年はいろいろあったなぁ、いろいろやったなぁというのが第一印象。

挑戦したこと、つかんだこと、手放したこと、実験したこと。

琥助の脱走劇、自分の変化、パートナーの変化。

離れていったもの、舞い込んできたもの。

感じようとして、考えて、

選んできて。


そう、いろんなことがあった。生きている人みんないろんなことがあったんだろう。


でもいま、落ち着かないじぶんがいる。

なにか見逃している。なにか握り切れていない。

それはたぶん大事なもので、2022年に持っていくものな気がしている。


さて、まずは向き合い方だ。

じぶんとの向き合い方。


詰め込んでしまうと自分を見失うタイプだというのは近年わかった。

1人の時間が必要。できれば連続した日にちが望ましい。


紙とペン。静かな場所。くつろげる椅子。腕を伸ばしてもぶつからない空間。


呼吸。臍の下の呼吸。吐くことが大切だけど、吐き過ぎることは無理になる。

眉間の奥を緩める。目の奥をほぐす。おでこから正中線に添って、後頭部、頸椎まで。


あたたかい飲み物、飲み落とす感触。


五感を心地よくし、意識を開き、じぶんに問う。


この一年で気づいた、最も大切なことはなにか。

この一年で手に入れた、最も価値のあるものはなにか。


いま、不安を感じているものはなにか。

それを、来年にどうしたいか。


どんなじぶんを知ったのか。

なにを磨いてきたのか。

どのように震わせてきたのか。


どこにいたいのか。

誰に届けたいのか。

どうなりたいのか。


そのまんなかに

あるものはなんなのか。


その行動の源泉はなんなのか。


愛、癒し、知る、気づく。


じぶんを満たせていないものはなにか。


このじぶんの暮らしから

このじぶんの生から


発していけるもの

その実感


その実感を伴った

ものを磨き、震わせる


暮らしに生き方を乗せる

暮らしに生き方を混ぜる


いや


生き方の上に暮らしを築く

生き方の中に暮らしを込める

生き方の下にあるものはなにか。


なにから行動を起こし、

何の上に築くのか


振り切れるのか

振り切るものなのか


そこからまず、考えてみることなのか

その一点から、まず考えてみるということなのか。


愛のエネルギーと

地球への循環

魂の課題と

元なるものとのつながり


あぁ ここがまだ文字面だけだ

浮いている


起点はどこだ

意思

選択


もっと大きくじぶんを持て


もっと器を広く持て


受け取ることはできそうでも

生み出すことはできそうでも


現実の金が立ち現れると

気持ちが滞るんだな


廻せ

流れをとめるな

受け取ったものを

渡すことを考えろ


溜め込むな

流して

継ぎへ

次へ

渡せ


金も

縁も

知識も

能力も


渡せる準備をしておくのよ

渡せる準備をしていくの


受け取ったら

渡す


必要な分を見極めろ


それを渡せれば

得られる人が増える


もっともっと自分を知れ


じぶんのグラスを小さくする


器は大きく、グラスは小さく


器はどこまでも深く大きく


即物では満足できないということは

即物以外で満足できるということ


じぶんを満たせ

その大いなるもので


じぶんを生かせ

そのグラスを磨け

魅力的なグラスを

お気に入りのグラスを


小さく

魅力的に


お腹が減りにくくなっているのも

グラスが小さくなってきているからだろうか


なにをていきょうするのか

じぶんはなにか

じぶんの器に潤沢にあるものはなにで


じぶんの栄養はなんだ

じぶんにとってのエネルギーはなんだ


必要ないから入ってこなくて

必要だから入ってきている


そう


いまあるものことを

そのまま受け止めろ


そして


いまあるじぶんを発揮しろ


いまあるじぶんを発揮すればいい

それでだいじょうぶ


甘んじず、惜しまず、濁らせず


いまあるじぶんを発揮すればいい


必要なものは、もうじゅうぶんあるから

だいじょうぶ


だいじょうぶだよ


その源泉で

この色の

この質感の

大地をひろげ


わたしはわたしのはやさで生き

わたしはわたしで補給をし

この山を訪れる人とともに

共有する


いま、この、いまを

コメント

このブログの人気の投稿

4月3週目の週報

久方ぶりにブログという形で文字を打っている。 これまでの多くはSNS系に投稿という発信で言葉を綴っていることが多かったが、 コーチの佐藤草さんの「媒体はいつ消えるかわからない。自分が紡ぎ出した文章をきちんと財産にしていく」というお話や、プロジェクトデザイナーの田中新吾さんが書かれる「週報」という響きが思い出され、まずは週1回からやってみようという思いで、日曜の夜に文字をタイプしている。 現在ぼくの活動の中心柱として存在しているのは、 ・コーチング ・灯りづくり ・羊 ・心身について ・若者就労支援 あたりになる。 そしてその周辺のあれこれたち。 そんな柱と周りのものごとたちを、週にときには日々に綴っていけたらと思う。 --- 今週は比較的、心身のメンテナンスが多めの週だった。 4年以上通っている整体、クライアントとしてのコーチング、鎌倉円覚寺での初めての坐禅会、家の中の断捨離、そして今週から始めた加藤俊朗さんメソッドの呼吸の朝自主練。 こう書き出してみるとどれも語りたくなって、はたして週単位ブログで間に合うのかという気持ちも感じている。が、あまり固くならず、週1ラインを維持しながら気ままに綴れたらいいな。文体も、やっているうちにだんだん好みの感じに落ち着いてくるでしょう。 ブログの仕組みも効果もやり方も全然勉強不足なので、教わりながら真似させていただきながら、築いていけたらと思う。 【プロフィール】 執筆:嶋浦 顕嶺(Shimaura Akio) ICF(国際コーチング連盟)Associated Certified Coach|Ovis Lamp代表/羊毛照明作家( https://akioshimaura.hp.peraichi.com/ )|NPO法人育て上げネットユースコーディネーター|日本羊毛フェルト協会会員 ○Instagram: https://instagram.com/ovislamp ○Facebook: 嶋浦顕嶺 ○今週の一言:新たな世界は小さく実践 ○画像:unsprlash:Stacey knipe 今後ともどうぞよろしくおねがいいたします。

寄付するに値するコーチングとなるには?という問い

  先日の相互コーチング(コーチ同士で行うコーチング練習のひとつ)の席で、「寄付するに値するコーチングとなるには?」という想いと問いを抱いた。青――い頭の中のアウトプットなので、理想と知識不足が満載状態ではあるが、想像してみたいと思ったので文字に起こしている。   寄付を受ける対象として、ひとつに NPO 団体がある。さまざまな社会課題に対し、 NPO の特定非営利活動とは、 NPO 法で規定された 20 種類の活動を指すという。 1. 保健、医療又は福祉の増進を図る活動 2. 社会教育の推進を図る活動 3. まちづくりの推進を図る活動 4. 観光の振興を図る活動 5. 農村漁村又は中山間地域の振興を図る活動 6. 学術、文化、芸術又はスポーツの振興を図る活動 7. 環境の保全を図る活動 8. 災害救援活動 9. 地域安全活動 10. 人権の擁護又は平和の推進を図る活動 11. 国際協力の活動 12. 男女共同参画社会の形成の促進を図る活動 13. 子どもの健全育成を図る活動 14. 情報化社会の発展を図る活動 15. 科学技術の振興を図る活動 16. 経済活動の活性化を図る活動 17. 職業能力の開発又は雇用機会の拡充を支援する活動 18. 消費者の保護を図る活動 19. 上記の活動を行う団体の運営又は活動に関する連絡、助言又は援助の活動 20. 前各号に掲げる活動に準ずる活動として都道府県又は指定都市の条例で定める活動   -e-GOV 法令検索 - https://elaws.e-gov.go.jp/document?lawid=410AC1000000007 - 内閣府 NPO ホームページ - https://www.npo-homepage.go.jp/about/npo-kisochishiki/ninteiseido   活動をするためのお金の集め方も様々な方法がある中、寄付をいただいて活動する意味として、ぼくが現在非常勤職員として籍を置かせていただいている認定NPO法人育て上げネットの工藤啓さんはこう表現されていた。 「活動するのに必要な 1 万円を、自分の財布から出すのか、 1 人の人から 1...

ICF共同探究会〜振り返りアウトプット〜

  今日の単元は、コアコンピテンシーA1-4「国際コーチ連盟が定める倫理規定を順守し、コア・バリューを支持している」の項目でした。 まず、「なぜICFは『コアバリューを支持している』という文面をここで入れ込んできたのか」という点について想像しました。推測の域ですが、「クライアントの成長とともにコーチ自身の成長も想っている」「『支持している』は、この条文のなかではつよめな方の言い方じゃないか。揺らがないかんじ。それはなぜか」「uphold、valueの意味を見直すとどう?」など、ICF目線からの作文を想像しました。 (後になり、倫理規定前書きにも序盤に明記されていることに改めて気づくのでした。) そして次にコアバリュー(専門性、協働、人間性、公平性)に移ります。始めとして、ひとつひとつを深掘りする前に、全体として感じることを言葉にしていきました。 「安心感を感じる」「これを核にもつ価値ってなに?」「ICFコーチングに出逢うことができ、専門性を身につけていける境遇のものの心構え」などがあがり、ICFがどこまで見ていて、どんな世界を描いてコアバリューをまとめたのかということに想いを馳せました。 コーチングに出逢い、身につけていける環境にいて、それを想うのであれば、目指していこうよ。というような声も聴こえてくるようでした。 そして話題は、なぜ「価値」という単語を使ったのかということに及びます。 価値とはなにか。価は、にんべんにふたと貝。貨幣とは交換物であり、その交換に値するものが「価値」ではないか。 Valueの動詞活用には「尊重する」という意味がありました。 わたしたちにとって交換に値し、尊重するなにかとは何でしょうか。それは人それぞれによって違うでしょうし、地球上で生きていくためのなにかかもしれません。 そこに繋がっていく道としての関わり。それがコーチングであると解釈できたら、このコーチングというものの価値の奥深さと可能性は、とても魅力的であり大事なものなのではないかと思わされるに至ったのでした。