小さい頃はテレビゲームが大好きな子でした。
コツコツとレベルを上げて強くなっていくことが楽しかったのか、父親のデータの分まで好んでコツコツレベル上げをしていたそうです。
一発逆転のようは作戦は、羨ましいけどあまり得意ではなかったように憶えています。
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そんな経験もあってか、大学のころ部活の後輩がこれからについて悩んでいたときに、
ゲームの経験を通じた話を作ったことがあります。
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それが『人生とロールプレイングゲーム』
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10年以上経ったいま、自分が歩いている人生を振り返っていたらふと思い出したので、
こんな深夜ですが、長々つらつらと書き起こしていきたいと思います。
よろしければお暇な時にお楽しみくださいませ。
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人生とロールプレイングゲーム。
そう、人生とロールプレイングゲームはよく似ているところがありませんか。
そんな中から、改めて気づかせてくれることがあると思うんです。
ちょっとずつ、想像していきましょう。
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あるところにひとりの主人公がいる。
そう、それはどこにでもいる村人だ。もちろんまだ戦う力も知識もない。だってみんな初めはレベル1だから。
まずは村の中を歩き回ることから始める。
自分が何をすべきなのか、しなきゃいけないのか、村を探索する。
あ、薬草を見つけたね。これで薬草とは何か、そしてダメージを負ったときに回復できるものを得たんだ。
回復できるものごとを持つこと。初めに手に入れるんだね。
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近所の人の話を聞いてまわっていると、どうやらきみは村より北にある森へ行く必要があるようだ。
村の外はモンスターが出る。初めての村の外は怖いと思うよね。
でも外へ出るその一歩が勇気の証。勇気はかけらでもいい。まずは勇気を持ちたいという気持ちからだよ。
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勇気のかけらを手に入れたきみ。
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さぁ、村から1cm外に出た!
きみは今、間違いなく勇気を出したんだ。がんばったね。自信を持っていいことだよ。
魔王を倒す勇者でも、初めはこの一歩だったんだ。
そこには今まで見たことがない世界が広がっている。
目に見えるもの、耳に聴こえるもの、その全てが何らかの(例え感じることのできないくらい小さいことでも)きみを刺激し、きみを創る。
そのとっても小さな積み重ねが、紛れもない、ただ一人のきみを築いていくんだ。
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・・・!モンスターが現れた!
最初のモンスターといえば、そう青いあいつ…
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