初めて泊まるペンション。ご挨拶程度の会話。 素泊まりで1泊する。とくにふれ合いもなく過ぎる。 2日目。夕食プランをいただく。ごはんの内容や美味しさ、 地のもののことなど、いくらか話をする。お互い笑顔がでて、 自分の話を少しする。 3日目、チェックアウト。背が高いねぇ、 男前だねぇなんて言われる。息子さんの話とか出てくる。 次のところまで送っていってあげるよなんて言ってくれる。 車内でも、旅行の話なんかする。またおいでねって、 言ってくれる。 あー、そうだよね。人間ってこうやって、 距離を近づけていくよね。 システマチックな対応やマニュアルのある態度も、 もちろん嘘ではない。気持ちを込めようという意思がある。 でも、この距離の近づき方って、 なんだか人間らしいかんじがした。そうやって、ちょっとずつ、 必要なところからつながっていくんだろうな。 それを感覚で飛び越えてくるのが動物たち。 写真は、出会って1時間後の猫先生である。 そんな阿蘇の旅。